「目も回る忙しさの会社員から、ゆったり生活のニセコ町民に」工藤大輔さんのニセコ移住

名前: 工藤 大輔

出身地:北海道札幌市 

転入元:神奈川県横浜市 

元の職業:会社員 

今の職業:ニセコ町商工会配属 

移住年月:2022年12月 

インタビュー年月:2024年10月 

 

インタビュアー:ニセコ町移住定住支援員 鎌田諭

 

横浜から移住した工藤大輔さん。日本中を駆けめぐる会社員生活に区切りをつけ、「ゆっくりした生活を送りたい」との思いから、ふるさと北海道へ戻る決断をしました。仕事も生活スタイルも、横浜時代とはガラッと変わったという、工藤大輔さんへのインタビューです!

移住して良かった

  • ゆっくりとした生活を送れています!

移住して困ったこと

  • あまり不便に思ってない。強いて言えば飲む場所が少ない(大の酒好き)。

移住して驚いたこと

  • 人との距離感。皆さんやさしく、どこいっても知り合いになれる。

それでは、今日は宜しくお願いします! 

宜しくお願いします!

早速ですが、ニセコ町に移住したきっかけは何でしたか?

ノリと勢いです(笑)。

なんと!

いえいえ(笑)、横浜で15年ほど会社員をしていたんですが、40歳になってその生活にも飽きがきちゃったんですね。
スキーが好きで、年に1度だけですが正月に札幌に帰るのが楽しみでした。
年齢的にも、いつかは北海道に戻りたいという気持ちがありましたね。

「なんとかなるだろう!」のノリと勢いも大切

移住先にニセコ町を選んだ理由は?

まず、せっかく北海道に戻るにしても、サラリーマンとは違うことをしたいなと思っていました。
そしたら、妻(実紗さん・同じく協力隊員)がニセコ町に協力隊というものがあるよ、と提案してくれました。面白そうだと思った一方で、生活できるのか?という不安もよぎった。
でも、「なんとかなるだろう!」と。その辺りがノリと勢いということですね(笑)。

安定したサラリーマンを辞める理由ですしね! 

そう。でも、協力隊を知ったときには既に職場には辞める宣言していたから、決断できたのかな。協力隊を知ってから2ヶ月後にはもうニセコ町に移住しちゃいました。

すごいスピード感!

移住にはノリと勢いも大事!

現在はどんなお仕事をしていますか?

ニセコ町商工会の配属です。町内事業者の支援が業務の中心ですね。実際に事業者さんのところで働いたりもしています。

いろいろな所で見かけますね!

そう、ニセコチーズ工房さんとか、セイコーマート・ニセコ店さんとか。事業を経営されている方々とのつながりが増えてとても良いです。経営の方法とか、ニセコで続けてきた秘訣とか、様々なことを教えていただいています。

あえて移住のイメージは持たないように

移住してみてイメージどおりでしたか?

強いイメージをあまり持たないように来たから、どうなんでしょう。でも、思った以上に生活面は変わりましたね!

ほう!

まず、移住後はゆっくりした生活を送りたい願望はありました。横浜時代は仕事の時間でパンパンだったから。
もう、とにかく出張も多くて。朝起きたら新幹線に乗ったり、飛行機に乗ったりで、移動ばっかり。飲みに行く機会も多かったですからね。家には全然いませんでした(笑)。

移動って疲れますよね〜

それがニセコ町に来て、本当にゆっくりできています。なにせ移動がないですから(笑)。
仕事が終わったら、家でゆっくりしたり、冬にはナイトスキーに行ったり。

ずいぶんと変わったんですね!

仕事も生活も、全部そうとっかえ、って感じです!
横浜時代は3〜4時間睡眠が続いていたけど、いまは7時間しっかり寝ていますね。任期終了後の仕事のひとつとして居酒屋をやりたいと思っていますが、そのメニューの試作という名目で炭起こして、焼いて飲んだり。夜もしっかり楽しんでいます。

居酒屋のメニュー試作中

移住前の不安はなんでしたか?

ひとつは生活費ですかね・・・。横浜の会社員時代よりも収入が減ることになりますし、移住後は生活面も変わりそうだったから、出費のイメージがつかめなかった、ということかもしれないです。

田舎の暮らしにはどれくらい出費が必要なのか、最初はわからないですもんね。

そうですね。とはいえ、来てみて困っているわけでもないですから。意外と野菜とかいただく機会が多いし、食べることには困りませんよね(笑)。

横浜時代は忙しい仕事の合間に海釣りも

ところで。ニセコでおすすめのスポットを教えてください

㈱ニセコまち事務所の周辺から見える羊蹄山が綺麗です。ドローンの練習で良く行って見ていたもので。

少し開けているから、羊蹄山が綺麗に見えますからね!

あとは、スキー好きなのでニセコアンヌプリ国際スキー場ですね。シーズン券を買って、ちょくちょく行っています。でも、去年は滑走30日くらいで。仕事にしようとしているドローンパイロットの関係で思ったよりも行けなかったですが、今シーズンは目標50日です!

僕は100日行きます!

多っ!

年間30日くらいはスノーボード

雪かきは大変ですか?

雪についてはそれほど大変とは思っていないです。除雪がしっかり入りますし、車周りをちょこっとやれば、OKですね。

そうですね、ドカ雪がこなければそんなに困りませんね!

ただ、自分の車が2WDなので少し困ることがあります。エクストレイルですけど、2WDだとスタックすることがありますね。昨年、長い上り坂がテカテカに凍結した日がありましたが、タイヤが空転して進めなくなりました・・・。

確かに、できれば4WDがおすすめではありますよね。 

移住を期にスキーからスノーボードへ

移住して良かったですか?

楽しくやれていますので、良かったです!実はスキーからスノーボードに乗り換えたんだけど、やっぱり雪遊びは楽しいですよね!あとは、バレーボールとかもする機会があって。体を動かす機会を増やしたいですね。

ドローンパイロットや居酒屋のオープン準備

任期終了後に向けても活動進んでいますか?

そうですね、夏季は農業用ドローンのパイロット、冬季は居酒屋オープンに向け準備を進めています。

ドローンの仕事では、もう忙しそうに活動されてますね!居酒屋は酒好きの僕も期待しています!

農業用ドローンパイロットを操縦

居酒屋はもうずーっと昔からやりたかったことなんですよ。メニューを考えたり開発したりするのが楽しくて仕方ないですね(笑)。焼き鳥、煮込み、もつ煮、角煮・・・。お店もこの冬には始める計画です。

おおー!飲みたくなりますね!

そう!横浜時代に比べて、飲む回数が圧倒的に減っちゃいましたからね。ニセコ町は居酒屋もそんなに多くないし。夜はもっと飲みに行きたいんだ!

そうだ、そうだ!では、今夜ウチで日本酒でもやりましょう!

飲むぞ!朝まで!

・・・ということで、本当に大輔・鎌田と(隣りにいた)奥田は、インタビュー後に鎌田宅で日本酒を美味しくいただきましたとさ。